ターコイズ(トルコ石)

ターコイズ(トルコ石)/ 

化学組成:Cu2+Al6{(OH)2|PO4}4・4H20

 

::::  宝石として最古の鉱物  ::::

 

*5000年前のメソポタミア(現在のイラク)

*紀元前4世紀頃のエジプト(シナイ半島)

*西暦200~900年のメキシコ・中央アメリカ

(セリノス近郊のマウントカルチフィトル/現在のニューメキシコ)

その他産地:英国・ベルギー・フランス・ポーランド・北アフリカ・エチオピア・メキシコ・チリ・アメリカ・

中国・オーストラリア

*何箇所かの産地のターゴイズがトルコを通って流通したことからトルコ石とも言われる。

 

ターゴイズは、地中から採掘されるとたちまちその水分を放出して乾燥します。

原石のままでも、カットされていても、この石は所持している人が頻繁に触れていると、

水分の蒸発によって生じた結晶粒の隙間が、人の手の油分を吸収して、

次第に生き生きと透明感が増し、とても美しく変化していきます。

この辺りの変化の状態がとても神秘的に感じられ、人知の及ばない世界のものとして捉えられ、

古代ペルシャではトルコ石は最愛の人の危険を色の変化で知らせる魔力があるとされてきました。

また、身に付けると色が変化することから、旅のお守りとして重用されました。

 

科学的には、この鉱物が構造上でもっている結晶粒どうしの空間がなせる業です。

銅やアルミニウムに燐酸塩などが結合した鉱物で、明るい青を基調としています。

この青は銅による発色で鉄分を多く含むと緑になります。

トルコ石は、微結晶が塊状で産出するため、結晶形をとることは稀です。

そのため、昔から粉末を固めた模造品や別の鉱物を染色したものが横行しています。

 

*宝石にしている天然のターゴイズは非常に脆いため 、

形を維持し色調を濃くするため蝋や樹脂を染み込ませ【安定化したターゴイズ】と呼ばれています。

 

*宝石にする場合はすべてカボッションに磨かます。

天然のターゴイズは強度を高めるためエポシ樹脂を背面に貼り付けたり、

掘ったり筋を刻みデザイン性を高めたり、不純物の凝集をしたものでも好む人がいます。