ハライト ; 岩塩

ハライト(岩塩)
NaCl
ハロゲン化鉱物
青や紫の結晶は、格子欠落(結晶構造の不完全)が着色の要因と
いわれています。
地中に埋蔵されている岩状の食塩。
地質時代に乾燥地帯の内海や塩湖の水分が蒸発し
塩分(おもに塩化ナトリウム)が沈殿してできたと考えられています。
湿気があると時間をかけて溶けてしまうので、取り扱いに注意が必要です。
ポーランドのヴィエリチカは古くからの岩塩の産地として知られていて
現在は岩塩坑が観光用に一般公開されています。
採掘は10世紀末から始まり、現在までのおよそ1000年にわたって掘り進められて
きました。
採掘坑は総距離300km、地下300mに達します。
地下100mには17世紀に作られた聖キンガ礼拝堂があり、階段や壁の彫刻、
天井のシャンデリア、祭壇などがすべて岩塩でできています。
中世ポーランド王国の収入源のうち、3分の1は塩によってまかなわれていたと
いわれています。
 
岩塩層は、海水が干上がってできた岩石の中に形成されます。
海に囲まれた日本では、陸から採れる塩はなじみが薄いですが
大陸内部では、岩塩は貴重な塩分として用いられてきました。
 
結晶はほとんどが立方体で透明ですが、赤や青など
カラフルなものもあります。
 
赤みのある岩塩は、白いものより甘みが強いとわれています。
 
湿度の高い場所では溶けるので注意。
格子欠落でついた色は、加熱したり、光を当てたりすると失われる
可能性があります。