変性岩、とくに片岩と片麻岩中に生成し、母岩中のTiO2が熱水によって

分泌されたものでクオーツ、ブルッカイト、ルチル、アデュラリア、ヘマタイト

などと一緒に見られることが多い鉱物です。

正方晶系に属した錐状の結晶体で発見されるほかには板状結晶体や

粒状などでも、みられることができます。

色は青色や淡黄色、赤色、灰色、褐色、黒色で、条痕は無色か白、淡黄色。

透明から不透明に近く、金属光沢をもちます。

結晶の大きさが数ミリ程度と小さく、色も濃くて透明度が希少なため、

カット石として用いられることは ほとんどありません。

免疫力を高めて身体の抵抗力を増し、アレルギー体質を改善して

神経組織の再生を図るのに効果的とされています。